ペットの将来、考えていますか?大切な家族のための準備
2024年8月19日
犬や猫などのペットは、多くの人にとってかけがえのない家族の一員です。しかし、もし自分に万が一のことがあったら、この子たちの世話は誰がしてくれるのだろう?と考えたことはありますか。飼い主としての最後の責任を果たすためにも、ペットの将来について考え、エンディングノートに記しておくことは非常に重要です。
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1. 新しい飼い主(後見人)を決めておく
最も重要なのが、あなたの代わりとなってペットの世話をしてくれる「後見人」を正式にお願いしておくことです。親族や友人など、候補となる人には必ず事前に相談し、承諾を得ておきましょう。その上で、エンディングノートに以下の情報を明記します。
- 後見人の氏名と連絡先: 誰に託すのかを明確にします。
- 承諾の有無: 事前に承諾を得ていることを記しておくと、他の家族も安心します。
- 後見人へのお礼: もし、飼育費用として財産の一部を渡したいと考えている場合は、その旨も記しておきましょう(法的な効力を持たせるには別途遺言書が必要です)。
2. ペットの詳細なプロフィールを記録する
新しい飼い主がスムーズに世話を始められるように、ペットに関する詳細な情報を記録しておきましょう。これは、ペットのストレスを最小限に抑えるためにも不可欠です。
- 基本情報: 名前、種類、生年月日、性別、マイクロチップの番号など。
- 健康状態: かかりつけの動物病院、持病、アレルギー、普段飲んでいる薬など。
- 食事: 普段食べているフードの種類、量、回数、好き嫌いなど。
- 性格・習慣: 好きなこと、嫌いなこと、散歩の頻度や時間、トイレの習慣、特有の癖など。
「雷が苦手」「お腹を撫でられるのが好き」といった細かい情報が、新しい環境でのペットの心のケアに繋がります。
3. 飼育費用を準備しておく
ペットの世話には、食費や医療費など、継続的な費用がかかります。後見人となる人に、経済的な負担だけを押し付けることがないよう、飼育費用としてある程度のお金を準備しておくと、より安心して託すことができます。信託などの制度を利用する方法もありますが、まずはエンディングノートに「ペットの飼育費用として〇〇円を準備しています」と書き記し、その意思を明確にしておきましょう。
ペットは自分で行き先を決めることができません。あなたにもしものことがあっても、大切な家族であるペットが最後まで幸せに暮らせるように、愛情のこもった準備をしてあげましょう。